彼らを見る度に、今好きという気持ちが私の中にあって彼らを見ていること、応援していること、その事すら夢かと思ってしまうくらい、彼らは私の中で本当にキラキラしている。

元々男性アイドルに興味なんてなかったし、自ら自発的に好きだと感じ応援する日が来るなんて本当に想像もしていなかった。

昔から可愛い子が大好きで憧れだから、乃木坂46や石原さとみちゃんなど憧れで大好きでずっと応援している女性の芸能人の方はいるけれど、男性って私はそんなになかった。だからそんな私を知っている友達からは、「え！」と彼らを応援していることを知られる度に驚かれるのも事実。ただ不思議なことに、" 平野紫耀くんが好きで ―― " と理由を話すとほとんどの人に "あなたが好きな理由が分かるかもしれない" と言われる。そして、烏滸がましいすぎる話だけれど " どこか似てるもんね " とも高確率で言われる。そしてその言葉を "ありがとう" と嬉しくて素直に受け取っている私がいるのも烏滸がましいが本当の話。

私の性格は、本当に厄介そのものだと思っている。裏も表もわからないから常に一面しか存在しない人間だし、嘘も本当もわからないから本当しか存在しない人間だし、そのせいでいつまで経っても子供のまんまな気がする20歳の今。

周りの友達には「純粋で心が真っ白」と口を揃えて言われるが自分じゃ全く分からない。

そんな私でも生き抜く術として、"期待しない" が常に心のどこかにある。自分で勝手にした期待に裏切られた時程、辛いことってないと思うから。それに気がついた時から、私は期待をすることを辞めた。だけれどそんな自分をどこか客観視した時に寂しい人だなとも思ってしまう。

こんなだから、基本的に身に起きる出来事に対しての欲はほとんどない。コンサートも彼らの目に入らなくても、私の目に彼らが入ればそれでいいと思ってるし、正直なところ、座席の良い悪いがあんまりよく分からないから、紫耀くんが見れる席があれば… と思ってるくらい。もちろん、近いに越したことはないし、彼らの目に入れるものなら入りたい。ただ、そういう気持ちよりも私が彼らを見たい気持ちの方が何億倍も強い。彼らがそこにいるという現実世界に一瞬でも同じ空間に居れるなら...。

好きな人、応援している人がいると、どうしてもその人たち主軸の人生になっていく。だから、私の中ではもう King&Prince は、とっくに全国民好きなんだと思ってるくらいに超大物アイドルなんだ。現実の数字は知らないけれど、彼らはもう私の手の届かない場所に日々遠く行ってしまってると感じてしまう。でも不思議と彼らを見た時にいつも「俺らはここにいるよ」と伝えてくれてる気がして、それがなんか嬉しくてありがとうで溢れる。

これはコンサートだけでは無く、彼らの活動の全てがそうかもしれないけれど、常に所々に散りばめられた彼らの私たちへの愛情も、ひとりいま別の場所で自分と向かあってる大切なひとへの友情も、命を全うして天に旅立った恩人への感謝と敬意も、解釈は何百何千通りあるかもしれない。でもそのひとつひとつの彼らの活動を見ていると、その全てに彼らのいっぱいの想いや工夫を感じるし、愛しさが溢れてギュッと胸が音を鳴らす。そして、彼らの言葉に触れる度に、彼らの持つ優しさそのものが全身から伝わり優しい愛で胸いっぱいになる。

紫耀くんは、この名前を付けてもらった時からジャニーさんと出会うことは決まっていたんじゃないかと言っていたけど、この言葉を聞いた時強く頷く私がいた。紫耀くんの人生の中で、紫耀くん自身が自ら選んできた"選択"の組み重ねで今の彼があるから。それと同時に、ジャニーさんもそう。その人と人の"選択"が重なり合った時、人は人と出会うと私は思っているから。どこかでその"選択"が変わっていたら、紫耀くんはアイドルになっていなかったかもしれない、結婚していたかもしれない、なりたいとずっと話しているお父さんになっていたかもしれない、かけがえのない5人の仲間にも出会って居なかったかもしれない。そういう「かもしれない」の選択肢が沢山あった中で、紫耀くんとジャニーさんを引き合わせた現実。その現実に私は本当に心からありがとうと思いながら、ジャニーさんの話をする紫耀くんを見ていました。

ジャニーさんの話をする時の紫耀くんは、愛されてる子供の顔をすると前から感じているし、大切にされる事を知っている人の顔をするなぁと紫耀くんを見ていて愛しくなる。

人は、愛された自覚があるという事は、とても大事な事だと昔から私は思っている。それは、愛された自覚があるから、人は愛の愛しさを知り、人を愛そうとする気持ちが芽生えて、愛を返そうという気持ちが広がり、愛情が繋がり誰かを救うことが出来るからと考えているからだ。だから、私は昔から"愛"が大好きなんです。人生は、"愛"さえあればなんだってできるって思ってるくらいに大好きなんだ。だから、彼から誰かや何かに向けられている"愛"を間近で感じた時、私はとても嬉しく感じるし、もっと彼を好きになる。

こんなにも誰かの事を愛しいと感じ、何も自分はいらないから笑ってて欲しい、幸せであって欲しい、と願う自分が未来に居るだなんて想像もしていなかった。

それを教えてくれたのは間違いなく、平野紫耀くん。あなただった。

こうして記念日や何かの節目の時に密かに綴っている私のブログ。好きという感情を何処にぶつけたらいいのかわからなくて始めた私の手の中にある唯一の想いを綴っているツール。と同時に、これは私が彼に送るラブレターのひとつでもある。この絶望的な片想いから生まれたラブレター。彼には一生届かないし、存在も彼は知ることのない秘密の一方通行なラブレター。うぅん、届かなくていいのかもしれない。だって、本当に私の勝手な片想いなんだから。何にも邪魔されずに自由に歩いていって欲しいし、走っていて欲しい。好きなところに飛び立って欲しい。大切な5人と前を見て、今はまだ振り返ることなんてしないでいいから突き進んで欲しい。

何度でも言うけれど、アイドルという道を選んでくれてありがとう。本当に本当にありがとう。

紫耀くんが背負っている期待や覚悟、その全部ひっくるめて、目を逸らさずに見続けたいって心から思ってます。

頑張ってね、なんて言わない、絶対に言わない。頑張ってるから、その頑張りは私たちに十分伝わっているから言わない。言えない。でも、見てるから、伝わってるから、あなたが思うあなたにしかなれないあなたのやり方で「唯一無二のアイドル」になってね。

10年後、もし私がまだ生きていて紫耀くんも生きていて、まだ彼がアイドルとしての道を歩いてくれていて、、もしもそうだったら。私はその10年後の紫耀くんにも伝えていたい。

「アイドルになってくれてありがとう」と。

紫耀くんがどんな人生を選ぼうと、それは紫耀くん自身の人生だから、あなたが幸せで心から笑っている未来があるなら私はそれだけで幸せだから。

2019.10